「星の砂」佐野美幸

続いての役者紹介は、劇団青年座所属の佐野美幸さんです。

4年前に上演した「GIFT」で気のいい団子屋のおばちゃんを演じていただいてから、二度目の出演になります。
岩瀬とは同じ日本舞踊の先生に習っていて、長いお付き合い。

そんな美幸さんを、剣持さんが紹介して下さいます。


みなさま、お暑うございます。
お元気でいらっしゃいますでしょうか?
あまりの陽射しの強さに身体の表面がいい具合に焼けて、鰹のたたきのような状態になってしまっているのではないかと感じてしまう夏ですね。
この酷暑の中、「星の砂」の稽古はズンズンズンドコと進んでおります。

アタクシ、昨年の「夕顔」で地域おこし協力隊の星野亜人夢役を演じさせていただきました、剣持直明です。お久しぶりです。
有難いことに、今年も大好きな日穏さんの公演に参加させていただきますお邪魔します。

さて、今回はアタクシ剣持が、佐野美幸さんをご紹介させていただきます。
今回なんと、美幸さんとアタクシは夫婦役です。ありがたや。

美幸さんは明るいのです。
その声、瞳、佇まい。
発せられるもの全てが、明るく強くたくましく、そして優しい。
今回の物語は舞台が昭和44年です。
まだ戦争の傷跡がそこかしこに生々しく残っている時代に生きる一人の女性、田山梅子役を演じておられます。
一日中忙しく立ち働き、妻であり、母でもあります。
沢山の悲しみや苦しみが押し寄せても、この人と一緒にいれば大丈夫と思わせてくれる前向きな強さやさしさ明るさ。
たまらんすたまらのです。

そして美幸さんは、劇団青年座の女優さんです。
老舗です。大劇団です。
その大劇団の中堅女優である美幸さんですが、稽古に臨む姿勢はまるで研究生です。
謙虚で懸命。
全く、納まりかえっておりません。
連日一緒に稽古させていただいておりますが、いつもいつでも新鮮であります。
刺激をいただいております。

そのうえ美幸さんは、酒呑みです。
呑んだくれ男衆と一緒に酒席を囲んでいても、全く引けを取りません。
ドンドンいきますすごいっす。
男前。

みなさま、佐野美幸さんの田山梅子役に、乞うご期待でございます。


あ、写真の右側が美幸さんですよ。