続いてご紹介するのは、今回日穏-bion-初参加の宮地大介さん。
お笑い芸人が多数在籍する事務所「タイタン」に所属し、お笑いライブ、舞台、CM、ドラマなどで活躍しています。
そんな大ちゃんこと、宮地大介さんを紹介して下さるのは、同じく初参加の藍原直樹君です。
宮地「…教頭先生とか、かなぁ」
ある日の稽古の休憩中、
僕が「今までどんな役が多かったんですか?」と聞いたところ、
作品の中でのポジションとか役柄の性質ではなく
役職で答えられてしまい、
僕は思わず吹いてしまいました。
でも、宮地さんは真顔で煙を吐いていました。
藍原「…巻き込まれる役とか似合いそうですよね?」
勇気を出して尋ねてみたところ、
今度は宮地さんが吹きました。
僕は真顔で煙を吐きましたが。
しかし、僕の目論見は
結構イイ線突いているんじゃないかと
今でも思っています。
今回の作品は再演です。
ですが、再演だからと言っても
今回のように初演のキャストが全員揃うわけではありません。
儚いっちゃ儚いんですが、芝居を創る人たちは
儚いのが好きで演っている面倒な人たちばっかりなのです。
生意気を承知の上で言わせてもらえば、
宮地さんは信頼して芝居を創れる「仲間」です。
どうせ儚いなら、仲間に
「マジでもう一回キャスト集めて再々演やろうよ」
と言わせるだけの芝居を。
休憩中にスムーズなコミュニケーションをはかれなくても、
板の上では心が通じるかもしれません。
まずは「おはようございます」から始めてみます。
宮地さんに「マジでもう一回」と言わせるためには、
やっぱり宮地さんには
全力で「巻き込まれる人」を演ってもらいましょう。
そして言わせた暁には
「マジ面倒クセー、この先輩」と一蹴するつもりです。
せっかく畑の違う人たちが集まったのだから、
それぞれが育った土の匂いのする作品を。
なんか悪いおやじが金勘定してるような写真ですが(笑)、とても気のいいお兄ちゃんですよ!